【受講生体験談】カリフォルニアでレモネードスタンドを小学生兄弟にやらせてみたら | かおりメソッド

【受講生体験談】カリフォルニアでレモネードスタンドを小学生兄弟にやらせてみたら

今日は受講生のUさんがカリフォルニアでのお子さんたちとの体験を投稿してくださいました!


アメリカ生活も1年が過ぎ、子供達は無事1年でELD(非英語話者クラス)を卒業して

ホーム校(住所で振り分けられた学区の学校)のG5,G3(小5、小3)に戻る事ができました。

新学期からホーム校に戻れたは良いけれど、

新しい環境でしかも英語オンリーで大丈夫?という親の心配をよそに

新学期開始1週間目に

「友達とレモネードを売ってみたい!」

と言い出しました。もうそんなに仲良くなったのかと驚きつつ、

「子供だけでレモネードスタンドが成立する?」

と思いましたが、

かおりメソッドの「子供がやると決めた事は子供に任せてみる」を思い出し、

他のママ達とも相談して「収益を寄付する」を条件にやらせてみることにしました。


子供達で毎晩オンラインで打ち合わせし、いろいろ決めている様子。

とはいっても、小5男子がほとんどの集まり。それぞれ言いたい事を言って話がまとまらない様子。

しかも開催日は1週間後という無謀に見える計画…。

どうなる事かと思いつつ様子をみていると、

話をまとめるのが上手な子が、材料の買い物分担、当日必要な備品(蓋付きカップ、ストローなど)、

親に用意してもらうもの(キャノピーやキャンプ机、クーラーボックス、お釣りの1ドル札など)、

価格設定などを決め、何とかまとまっていきました。


そして、レモネードスタンド前日。

我が家に主要メンバーとその弟妹、総勢9人が集まりレモン30個分の原液作りです。

原液作りのあとはポスター作りなど、子供達が自主的にやっていました。

そして当日、日曜日の11時に販売開始。1杯1ドルという価格設定です。

出だしは微妙でしたが気温が上がるにつれてどんどん売れるようになってきました。

手袋をしたり、お金を受け取る人を分けたり、自分達で考えて行動していました。

買ってくれる人達に感激したのが

「ドネーションだからお釣りはいいよ」と多めに払って寄付してくださる人が本当に多かった事です。

バスケをしていた刺青ゴリゴリのお兄さん達もドネーションをしてくれて、

若者が優しい国は素晴らしいと思いました。


アメリカでは子供達がレモネードスタンドをするのは昔からの文化で、

みなさん自分が子供の頃にやったり、自分の子供がやったりしているのでとても理解がある感じでした。

午後3時に終了予定でしたが、もう少し売りたいと子供達が決めたので4時に終了することに。

公園内は人が減って来たため、長男達がとった方法が公園の外を通る車に売り込みに行くという方法でした。

こういう時の長男の行動力と営業力を親としてもっと褒めてあげないと、と気付かされました。

最終的にカップが無くなるまで売り切って、経費を引いても166ドル売り上げる事ができました。

そして自分達の小学校のPTAに寄付をし校長先生と写真を撮り学校のTwitterに載せてもらいました。

どうなる事かと思いつつ、頼まれた手助けはするけれど基本的に子供達に任せたところ、

本人達が予想以上に考えて行動し、予定していたより収益を上げる事もできました。

そしてそれが自分達の学校の役に立つ事に繋がったのが嬉しく誇らしい様子でした。

何よりも本人達が本当に楽しそうでした。


「子供は自分で決めてやった事ではものすごく力を発揮する。」

というかおりメソッドを目の当たりにしました。

そして、アイディアを出すのが得意な子、話をまとめるのが上手な子、

原価計算や価格設定など現実的な計算が出来る子、ポスター描きが得意な子、営業が上手な子、

それぞれの得意分野を自然に生かし合って、その相乗効果で良い結果が出せたのも

「長所を伸ばす。」「足りない所を補い合える人間関係を築ける事が大切」という、

かおり先生の言葉に通じるな、と思いました。

子供を信じて少しハードルが高い事もやらせてみたら、親も子もたくさんの学びがありました。


アメリカでもかおりメソッドを実践して、お子さんたちに任せたからこその結果、素晴らしいですね!!

ありがとうございました!

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